京都大が1日、本部のある吉田キャンパス(京都市左京区)周囲に学生らが設置した立て看板の規制を始めた。午前9時前から大学職員十数人が立て看板に撤去を求める通告書を張り付けたが、規制に反対する学生らがすぐはがすなど小競り合いも見られた。
4月の段階では新入生を勧誘するサークルの立て看板などが隙間(すきま)無く設置されていた。大学側から事前に撤去の呼び掛けがあり、大型連休前にはほとんどが自主撤去された。一方で反対する学生らが月末に新たに立て看板を設置していた。
大学側は昨年10月、京都市から屋外広告の規制条例に違反するとして文書で行政指導を受け、同12月に大学構内の指定場所に承認団体による設置しか認めない規定を策定した。
これに対し、学生だけでなく職員や卒業生からも「立て看板は京大の文化。表現の自由の規制だ」と疑問視する声が上がり、先月30日には有志が座談会を開催した。卒業生で映画監督の瀬々敬久さんらが「表現の自由の危機」などと訴えていた。【菅沼舞】
https://mainichi.jp/articles/20180501/ddf/041/100/010000c
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