学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設をめぐり、安倍晋三首相が加計孝太郎理事長に面会したとする愛媛県新文書の記載内容は誤った情報だったと学園が発表したことについて、学園の渡辺良人(よしひと)事務局長は31日、「3年前のことではっきり覚えていないが、県と今治市に報告に訪れたメンバーを考えると、(面会をしたと)言うのは自分しかいない」と語った。
面会で安倍首相が「新しい獣医大学の考えはいいね」と発言したとの記載については、「自分が言ったことになるが、そこまで覚えてない」と述べた。謝罪に訪れた今治市役所で記者団の質問に答えた。
渡辺氏は、平成27年2月に首相と加計氏が面会したという市への報告は誤りだったとして、「多大な迷惑を掛け、誠に申し訳ない」と越智(おち)博副市長に謝罪。市に先立ち、県庁を訪れ陳謝していた。
菅(かん)良二市長は出張で不在。応対した越智副市長は「これまで一緒に取り組んできた私たちにとって大変遺憾で残念」と述べた。
面会したと報告した理由について、渡辺氏は「十数年来温めてきた獣医学部を何とか形にしたいという気持ちで言ったと思う。個人の判断で、理事長からの指示は全くない」と強調。加計氏に「勇み足で不適切な報告をした」と謝罪したとし、加計氏から「紛らわしいことは言うもんじゃない」と叱責(しっせき)されたという。
http://www.sankei.com/west/news/180531/wst1805310099-n1.html
0 件のコメント:
コメントを投稿