新潟県警などの捜索隊は29日、同県阿賀野市の五頭連峰付近で男性とみられる2人の遺体を発見した。県警は、登山に出かけて今月6日から連絡が取れなくなっていた新潟市北区の渋谷甲哉(こうや)さん(37)と長男で小学1年の空(そら)さん(6)とみて身元確認や死因の特定を進める。
県警阿賀野署によると、29日午前11時20分ごろ、同連峰内コクラ沢付近で捜索中の県警ヘリコプターが2人の遺体を発見。午後2時35分に遺体を収容した。
渋谷さん親子は5日午後2時ごろ入山。同4時ごろに渋谷さんから「道に迷ったのでビバーク(野営)する」と、渋谷さんの父親に電話があった。翌6日朝に「これから下山する」と再び電話があったが、その後連絡が取れなくなった。県警などは7日早朝から捜索活動を始めたが、悪天候に阻まれ難航していた。
県警は当初、阿賀野署が認知したのは6日午後6時ごろと説明していた。しかし、実際にはその9時間近く前の6日午前9時20分ごろ、駐在所の警察官が父親から遭難の可能性について相談を受けていたことを10日になって公表。初動が遅れたことを謝罪していた。【井口彩、北村秀徳】
https://mainichi.jp/articles/20180529/k00/00e/040/279000c
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