2018年5月31日木曜日

新潟・五頭連峰山中の遺体、不明の親子と確認 死因は低体温症

 新潟県警阿賀野署は31日、同県阿賀野市の五頭(ごず)連峰の山中で29日に発見された2人の遺体が、新潟市北区の会社員、渋谷甲哉さん(37)と長男で小学1年、空君(6)と判明したと発表した。死因は低体温症とみられる。

 県警によると、親子は5月5日に登山に出掛け、同日午後に「道に迷ったのでビバークする」と渋谷さんの父親に連絡。翌6日朝「下山する」との電話を最後に連絡が途絶えていた。

 遺体が見つかったのは松平山(954メートル)の山頂から直線距離で南西に約1.7キロの斜面。阿賀野署によると、2人は折り重なるようにうつぶせの状態で見つかっており、甲哉さんの背中に覆いかぶさるようにして空君が倒れていたという。

 遺体の近くからは、金物の食器が入ったウエストバッグ、財布やスマートフォンなどが入ったボディーバッグのほか、空さんのものとみられる帽子も見つかった。バッグの中に食料品は入っていなかった。

 同署は、2人は松平山から隣の五頭山(912メートル)へ向かう途中に何らかの原因で登山道から外れ、遭難した可能性が高いとみている。

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https://www.sankei.com/affairs/news/180531/afr1805310023-n1.html

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