2018年5月27日日曜日

加計学園コメント批判 愛媛知事「謝罪なしはあり得ぬ」

 愛媛県の中村時広知事は27日、学校法人「加計学園」が、獣医学部新設を巡る加計孝太郎理事長と安倍晋三首相との2015年2月の面会に関し「担当者が実際にはなかった面会を引き合いに出し、県と(今治)市に誤った情報を伝えた」とするコメントを発表したことを受け「普通はまず関係者に謝罪し、説明する。(それがないのは)あり得ない」と批判した。

 県が21日に国会に提出した新文書に、面会について県が学園関係者から報告を受けたとの記載があった。中村知事はコメントの内容に関し「まだ説明を受けていないので、なんとも言えない」と述べるにとどめた。

 「県庁職員はありのままに書いているので、文書自体に偽りはない。(コメントの内容が真実なら)県の文書が正しかったという証明になる」とも語った。松山市で記者団の質問に答えた。

 一方、愛媛県今治市の菅良二市長は27日、首相と加計氏との面会を学園関係者が15年3月4日に市長に報告したとの記載があった愛媛県の新文書について「公文書に記録は残っていないが、学園が県に報告した後、おそらく私と(加計学園関係者が)面会したと思う」とするコメントを出した。加計氏と首相との面会については「おそらく学園関係者から伝えられたと思うが、メモなど文書はない」とした。

 菅市長は25日、「理事長と首相が会ったという報告は受けたと思う」とした上で、「(3月4日に市長が)学園関係者と会ったかどうか確認できていない。確認する」と語っていた。〔共同〕

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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31023330X20C18A5AC8Z00/

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