台風7号 あす日本海へ 大雨の範囲が東へ
2018年07月03日16:50

九州に大荒れの天気をもたらしている台風7号。あすは日本海へ。台風に向かうように南から湿った空気が流れ込み、激しい雨の範囲が広がります。
あす 近畿や東海 朝の通勤時から激しい雨
九州北部に接近している台風7号は、あす4日(水)は日本海へ進み、東よりに進む見込みです。発達のピークは過ぎ、夜までには温帯低気圧に変わる予想ですが、決して油断できない状況です。台風(または温帯低気圧)に向かうように、雨雲の元となる湿った空気が南から続々と流れ込みます。
まず、きょう雨や風が強まっている『九州・中国・四国』は、あす朝にかけても激しい雨が降り、沿岸部を中心に風も強いでしょう。日中は雨も風も収まってきそうです。
そのほかも、ほぼ全国で雨。特に、雨の量が多くなるのは『近畿・東海』です。朝の通勤の時間帯から1時間50ミリの非常に激しい雨の降る所があり、道路が冠水するなど交通に影響がでることも考えられます。また、発達した雨雲が長い時間かかり、災害に繋がるような大雨になる所もある見込みです。
また、きょう前線の影響で大雨となっている北海道は、あすの日中は雨の降り方がいったん落ち着きますが、夜は再び雨脚が強まってくるでしょう。
その先も 大雨に警戒を
5日(木)は、台風から変わる低気圧が北日本を通過するため、北海道や東北の広い範囲で雨が強まるでしょう。また、5日(木)から7日(土)頃にかけて、前線が日本付近に停滞するため、東日本から西日本も太平洋側を中心に断続的に発達した雨雲がかかり、雨の量がさらに多くなりそうです。わずか数日で、7月のひと月分を上回るような大雨になる所もあるでしょう。(各地の雨の降り方やピークについては、最新の情報をご確認ください)
すでに大雨で地盤の緩んでいる所、増水や氾濫している川があるうえ、この先も広い範囲で雨が強まり、大規模な災害が発生する恐れもあります。お住まいの地域で、どんな災害が発生しやすいかを想定し、いざという時に備え、避難経路や持ち出し品の確認をしておくと安心です。

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