
堺市南区であおり運転のうえ前方のバイクに追突し、運転していた男性を死亡させたとして、大阪地検堺支部は23日、警備員の中村精(あき)寛(ひろ)容疑者(40)を殺人罪で起訴した。中村被告は時速100キロ近いスピードで被害者のバイクに追突。複数のドライブレコーダーの映像が殺意を立証する決め手になったとみられる。あおり運転による死亡事故が同罪で起訴されるのは異例。
捜査関係者によると、中村被告は当時、時速約60キロで運転していたが、バイクに追い抜かれた直後に急加速。約1キロにわたりハイビームであおるなどしてバイクとの車間距離を詰め、時速96~97キロで追突した。
大阪府警は付近を走行していた別の車のレコーダーなど複数の映像記録により、あおり運転の詳細を裏付けた。さらに中村被告のレコーダーには、追突直後に「はい、終わり」と話す音声も入っており、地検は殺意をうかがわせる事情の一つとみているもようだ。
起訴状によると、中村被告は2日午後7時35分ごろ、堺市南区竹城台の府道で、同市西区の大学4年、高田拓(たく)海(み)さん(22)のバイクに追い抜かれたことに腹を立て、接近してバイクに追突。高田さんに頭蓋骨骨折などを負わせ、死亡させたとしている。
https://www.sankei.com/west/news/180723/wst1807230077-n1.html
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