イカ釣り漁が今月本格化するのを前に、海上保安庁は1日、好漁場として知られる日本海の「大和堆」周辺海域で北朝鮮漁船が操業しないよう5月下旬から警備を強め、延べ112隻に退去警告を出したと発表した。
昨年は7月から対応を強化。今年は既に日本の排他的経済水域(EEZ)内の大和堆に近づこうとした船もあり、早めの警備強化に乗りだした。
海保によると、5月下旬以降、複数の巡視船や航空機をEEZ境界付近に配備し、日によって数隻から数十隻の北朝鮮漁船を確認。EEZで延べ112隻に退去警告を出し、うち19隻には放水した。大和堆周辺での違法操業は確認されていない。
大和堆周辺では現在、ベニズワイガニ漁を行う日本漁船が操業中で、今後、スルメイカ漁も本格化する。
海保は昨年7~12月、延べ1923隻の北朝鮮漁船に警告。うち314隻に放水した。
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