2018年7月1日日曜日

中2運転の車大破 1人死亡4人重軽傷 岡山

中学生が乗っていた乗用車=岡山市南区の岡山南署で2018年7月1日午前11時46分、林田奈々撮影

 1日午前4時55分ごろ、岡山市北区青江2の国道30号で、中学2年の男女5人が乗った乗用車が中央分離帯に乗り上げ、金属製ポールに衝突し大破した。同区の女子生徒が車外に投げ出され、頭を強く打って搬送先で死亡が確認された。他の男子2人と女子1人が足の骨折などで重傷、さらに男子1人が軽傷を負った。岡山県警岡山南署は、無免許の中学生だけで乗車していた経緯について調べを進めている。

 同署によると、5人は全員13歳。4人は岡山市の市立中3校に、残る1人は同県倉敷市の市立中に通い、友人同士だったという。車は生徒の一人の家族が所有していたが、事故当時、誰が運転していたかは不明。同署は、負傷した4人の治療が終わり次第、事情を聴き、事故原因も含めて調べる。

 岡山市の菅野和良教育長は「亡くなった生徒のご冥福をお祈りします。あってはならない大きな事故であり重く受け止めております。子どもたちの更なる規範意識の向上に取り組んでまいりたい」とのコメントを出した。市教委は「情報収集するとともに、生徒たちの学校から聞き取りを行い、対応を検討したい」と話した。

 現場はJR岡山駅の南約3.5キロにあり、付近は商業施設や住宅の密集地。道路は見通しの良い片側2車線の直線だった。【林田奈々】

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https://mainichi.jp/articles/20180701/k00/00e/040/162000c

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