インドネシア・スラウェシ島北部の北スラウェシ州の男性(18)が、約1カ月半にわたり海上を漂流し、グアム近海で通りがかったパナマ船籍の船に救助され、日本経由で無事帰国していたことが分かった。在大阪インドネシア総領事館が25日、明らかにした。
総領事館や地元メディアによると男性は、同州の伝統漁法で使われる、小屋のようなものがいかだの上に乗った「ロンポン」で海上生活を送っていたアルディさん。夜間に発電機を使って明かりをともし、漁船のために魚を引きつけるのが仕事だった。
7月14日ごろ、州都マナド沖でアルディさんのロンポンを係留していたロープが切れ、漂流が始まった。釣った魚を食べたり衣服に染みこんだ雨水を飲んだりして、飢えや渇きをしのいだという。8月31日に発見され、9月6日にパナマ船の目的地である山口県の徳山港に到着。8日に帰国を果たした。
取材に応じたアルディさんの義姉によると、現在の健康状態は良好だという。(共同)
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