高い殺傷能力のある爆薬を自作したなどとして、名古屋市緑区の大学1年の男子学生(19)が逮捕された事件で、愛知県警は27日にも、男子学生を覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで再逮捕する方針を固めた。
捜査関係者によると、男子学生は8月20日、自宅で少量の覚醒剤を所持していた疑いが持たれている。県警は、男子学生の周囲とのやりとりなどから、覚醒剤も自作した可能性があるとみており、所持の経緯などを慎重に調べている。
県警は、爆薬の過酸化アセトン(TATP)を製造したなどとして、男子学生を爆発物取締罰則違反の疑いで逮捕。その際の家宅捜索で、自宅から押収した薬品類を鑑定したところ、一部から覚醒剤の成分が検出された。
男子学生は高校生だった2016~17年、TATPなどの爆薬を製造。今年3月19日にその一部を使い、名古屋市の公園で「爆発実験」をしたとみられている。ほかにも、3Dプリンターで作ったとみられる銃を自宅で所持していた銃刀法違反容疑で再逮捕された。
●男子学生の主な容疑
2016年12月 爆薬のTATPを自宅で製造
2017年2月 別の爆薬(四硝酸エリスリトール ETN)を自宅で製造
2018年3月19日 名古屋市名東区の公園でTATPを所持
4月5日 自宅でETNを所持
8月20日 爆発物取締罰則違反などの容疑で逮捕
9月7日 3Dプリンターで作ったとみられる銃を所持した銃刀法違反容疑で再逮捕
https://www.asahi.com/articles/ASL9V4G6KL9VOIPE00T.html
0 件のコメント:
コメントを投稿