公道で電動一輪車走行容疑、無免許のネパール人女性書類送検 全国初の摘発

　公道で電動一輪車を無免許運転したとして、京都府警東山署は２７日までに、道交法違反（無免許運転、通行区分違反）の疑いで飲食店店員のネパール人女性（２８）＝京都市＝を書類送検した。２６日付。「通勤に使っていた。自転車感覚で便利だった」と容疑を認めている。

　東山署によると、電動一輪車はブレーキやランプなどの装備がなく、原則として公道での走行は禁止されている。今回の電動一輪車は道路運送車両法に基づき軽自動車に分類されるため、全国で初めて無免許運転で摘発した。

　書類送検容疑は７月１０日午前７時５５分ごろ、東山区の国道の歩道で、電動一輪車を無免許で運転した疑い。

　電動一輪車は、車輪横のステップに立ったまま、体を前後左右に傾けて運転する移動支援ロボットの一種。女性は自宅から約４５０メートル離れた飲食店への通勤に利用していたといい、時速約２０キロで走行していた。

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