2018年3月27日火曜日

両陛下に「感謝」「平和願う思いは同じ」沖縄訪問

国立沖縄戦没者墓苑で戦没者遺族と対話される天皇、皇后両陛下=沖縄県糸満市で2018年3月27日午後3時8分、津村豊和撮影

 皇太子時代と即位後を通じて11回目となる天皇、皇后両陛下の沖縄県への訪問が27日実現した。多数の住民が犠牲となった太平洋戦争末期の沖縄戦。来年4月末の退位が近づく中、慰霊を続けられる両陛下の姿に、戦後複雑な思いを抱えてきた遺族からは感謝の言葉が聞かれた。

 沖縄戦の激戦地だった糸満市摩文仁(まぶに)に建立された、18万柱余りの遺骨が眠る国立沖縄戦没者墓苑。車から降りた天皇陛下から「遺族会のために頑張ってこられましたね」と言葉をかけられた県遺族連合会の前会長、照屋苗子さん(82)は「ずっと沖縄に心を寄せてくださった」と語った。

 照屋さんは、陛下が天皇として沖縄を初訪問した1993年に面会し「ご苦労なさいましたね」と言葉をかけられたことがある。沖縄戦で父や姉、弟ら家族5人を亡くした。戦後、苦労の末に亡くなった母を思うと「どうしてもっと早く来て、母にその言葉をかけてくれなかったのか」と複雑な心境だった。

 しかしその後も沖縄を繰り返し訪れ、慰霊する陛下の姿に、「平和を願う気持ちは同じだ」と思うようになった。今回は母と一緒に写る唯一の写真をハンドバッグに収めて両陛下を迎えた。「遺族の中にはいろいろ(な意見が)あるが、個人として感謝をしている。母も喜んでいると思う。これからも遺族のために頑張っていこうという気持ちになった」という。

 沖縄戦で夫を亡くした宜野座村の宮平ナヘさん(98)は皇后さまから「お大事にお過ごしください」との言葉をかけられ、「ありがたかった」と話した。沖縄戦については「過去のことは仕方ない」と多くを語らなかった。【蓬田正志】

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https://mainichi.jp/articles/20180328/k00/00m/040/125000c

佐川氏喚問、改ざん経緯は証言拒否 官邸指示は明確否定

 財務省が森友学園との国有地取引に関する公文書を改ざんした問題で、衆参両院の予算委員会で27日、当時の理財局長だった佐川宣寿(のぶひさ)氏(60)の証人喚問があった。佐川氏は「刑事訴追の恐れがある」として、自身の関与など改ざんの経緯についてほぼすべての証言を拒否した。そうしたなかで、官邸などからの指示については明確に否定した。

 佐川氏が公の場で発言するのは国税庁長官を辞任した今月9日以来。冒頭、理財局で改ざんが行われたことについて「当時の担当局長として責任はひとえに私にある」と謝罪した。

 その後、与野党の議員から改ざんの目的や指示の有無などを繰り返し問われたが、「私自身が捜査の対象になっているということで、答弁を控えたい」などと40回以上にわたって証言を拒んだ。これまでの国会審議で財務省が「佐川の答弁に合わせて書き換えた」(麻生太郎財務相)、「佐川氏の関与の度合いは大きかったのではないか」(太田充理財局長)などと説明していることに対しては、「(財務省の調査を)承知していない」と述べるにとどめた。

 一方で、丸川珠代参院議員(自民)から、安倍晋三首相や菅義偉官房長官、麻生財務相などから改ざんの指示がなかったかを問われると、「ございません」と否定。改ざんは「理財局の中で行われた」と主張した。これに対して野党議員らは「ここの部分だけはっきり答えるのはどういうことか」と疑問視した。

 昨年2月以降の国会答弁にも質問が集まった。「改ざん前の文書とは別の(内容の)虚偽答弁をしている」と指摘されると、「虚偽答弁かどうかは私が書き換えをいつどういう風に認識したかに関わる」として詳細は語らなかった。

 ただ、土地取引の交渉記録を「廃棄した」と答弁したことについては、「(改ざん前の文書に)交渉記録に類する記述がある」と認め、「国会対応について丁寧さを欠いていた」と謝罪した。そのうえで「虚偽(答弁)という認識は当時はなかった」と釈明した。

 証人喚問では佐川氏の補佐人を元検事の熊田彰英弁護士が務め、佐川氏が助言を求める場面もあった。

佐川宣寿氏の主な発言(骨子)

【改ざんの認識や関与】

・刑事訴追を受けるおそれがあり、答弁を控えたい

・官邸や政治家から指示はない

【国会での当時の答弁】

・丁寧さは欠いていたが虚偽答弁との認識はない

・(昨年2月の「関わっていたら首相も国会議員も辞める」という)首相答弁の前後で、私自身が答弁を変えた意識はない

【森友学園との国有地取引】

・首相夫人が(学園の小学校の)名誉校長であった影響はない

・政治家などからの不当な働きかけはなかった

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https://www.asahi.com/articles/ASL3W5H1XL3WUTIL04S.html

森友と財務局「ない」はずの交渉記録が、実はあった件 佐川氏はどう弁明した?〈証人喚問〉

学校法人「森友学園」との国有地取引をめぐる、決裁文書改ざん問題。佐川宣寿前国税庁長官への証人喚問が3月27日午後、衆院予算委員会で開かれた。

森友学園と近畿財務局との交渉記録については、佐川氏が2017年2月の国会答弁で「ない」と繰り返し述べていた。しかし、実際には今回見つかった「改ざん前」の決裁文書に、交渉の様子は詳しく記載されていた。

当時の答弁は何だったのか、共産党の宮本岳志議員が追及した。

宮本議員と佐川氏のやりとりは次の通り。

宮本議員:昨年2月24日の衆議院予算委員会で、面会等の記録は平成28年6月20日の売買契約締結を持って破棄しているという答弁をしております。この答弁は虚偽答弁ですか?

佐川氏:「6月20日を持って廃棄した」という私の答弁は、財務省の文書管理記規則の取り扱いをもって答弁したということで、丁寧さを欠いていました。申し訳ありませんでした。

 昨年2月24日の衆議院予算委員会

宮本(岳)委員近畿財務局が昨年六月に売買契約を締結した国有地の売却に関する交渉記録も、今言ったように、あるかどうかわからないという答えでありました。この交渉記録あるいは面会記録、これは全て残っておりますね。
○佐川政府参考人:昨年六月の売買契約の締結に至るまでの財務局と学園側の交渉記録につきまして、委員からの御依頼を受けまして確認しましたところ、近畿財務局と森友学園の交渉記録というのはございませんでした。
○宮本(岳)委員:いつ廃棄したんですか。
○佐川政府参考人:お答え申し上げます。  面会等の記録につきましては、財務省の行政文書管理規則に基づきまして保存期間一年未満とされておりまして、具体的な廃棄時期につきましては、事案の終了ということで取り扱いをさせていただいております。  したがいまして、本件につきましては、平成二十八年六月の売買契約締結をもちまして既に事案が終了してございますので、記録が残っていないということでございます。
○宮本(岳)委員:驚くべき答弁ですね。六月の二十日に売買契約を交わしたら、その日のうちに処分したということですか。そんなのは国民は全く納得できないですよ。そういうことですか。
○佐川政府参考人:今申し上げましたように、売買契約締結をもって事案が終了しているということなので、当日、その日かどうかは別にしても、速やかに事案終了で廃棄をしているということだと思いますので、記録は残ってございません。

宮本議員:あなたは午前中の証言で「個別の事案についてもきちんと確認をして答弁をしなかったという点で丁寧さを欠いた」という答弁をしているんですね。

しかし、2月24日の私に対する答弁で、「昨年6月の売買契約に至るまでの財務局と学園側の交渉記録について、委員からのご依頼を受けて確認したところ、近畿財務局と森友学園の交渉記録はありませんでした」と。「確認して、なかった」と答弁しているので、一般的な規則を答弁しているのではないです。どちらかが虚偽ですね。

佐川氏:大変申し訳ありません。その「確認した」という意味ですが、理財局に文書の取り扱い規則を確認したということで、そのように答弁してしまいました。申し訳ありませんでした。〈頭下げる〉

■「文書の取り扱い規則の話をしてございました」

宮本議員:答弁になってないですよ。そんなの通らないですよ

河村健夫委員長:再答弁してください。

佐川氏:本当に申し訳ありませんでした。文書の取り扱い規則の話をしてございました。すみません。〈頭下げる〉

宮本議員:この答弁については、虚偽答弁を認めますか。

佐川氏:私自身は、虚偽という認識は、その時はございませんでした。〈頭下げる〉

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https://www.huffingtonpost.jp/2018/03/27/sagawa-summoning-nationaol-diet_a_23396215/

佐川氏の証人喚問詳報

参院予算委員会の証人喚問で答弁する佐川宣寿前国税庁長官=27日午前、国会内

 佐川宣寿前国税庁長官を証人喚問した27日の衆参両院予算委員会の質疑詳報は次の通り。

【図解】森友問題をめぐる構図

 【参院】
 委員長 決裁文書の書き換えを知っていたか。誰が、どのような動機で、いつ指示したのか。
 佐川氏 私は現在、捜査を受けている身だ。刑事訴追を受ける恐れがあるので、答弁を差し控えたい。
 金子氏 責任をどう感じているか。
 佐川氏 国会で大きな混乱を招き、行政の信頼を揺るがす事態となったことは、誠に申し訳ない。当時の担当局長として責任は私にある。深くおわびしたい。
 金子氏 書き換えに関し、財務省幹部や政治家らの関与はなかったのか。
 佐川氏 本件は理財局の個別案件だ。理財局の中で対応する。例えば、財務省の官房部局に報告、相談するとか、首相官邸に報告するとか、そういうことはない。官邸などからの指示もない。
 金子氏 財務省では従来、決裁文書の書き換えなどが行われていたのではないか。
 佐川氏 それ(公表された14件)以外の決裁文書の取り扱いについて、私は承知していない。
 氏(自民) 理財局の内部で書き換えが行われたと認めるか。
 佐川氏 理財局の中で行われたと考えている。
 丸川氏 首相の指示はなかったか。
 佐川氏 ない。
 丸川氏 首相夫人の指示もなかったか。
 佐川氏 ない。
 丸川氏 官房長官、官房副長官、首相秘書官の指示はあったか。
 佐川氏 ない。
 丸川氏 官邸の指示はなかったということで間違いないか。
 佐川氏 間違いない。
 丸川氏 財務相の指示はあったか。
 佐川氏 ない。
 丸川氏 財務省の事務次官、官房長などの指示はあったか。
 佐川氏 ない。
 丸川氏 自身の答弁を振り返り、誤解を与えるものだったと思うか。
 佐川氏 私自身の答弁は今でも正しかったと考えているが、今思えば、国会対応に丁寧さを欠いていたのは間違いない。大変申し訳ない。
 丸川氏 答弁を変更することもできたはずだ。
 佐川氏 当時の局内は私も含め、毎日質問をもらう中、余裕がなかったのが実態で、申し訳ない。
 丸川氏 首相や首相夫人が関わっていたかは国民の関心事だ。
 佐川氏 首相や首相夫人の影響があったと私は全く考えていない。
 丸川氏 (国有地取引で)何らかの圧力を受け、判断を変更したという経緯は確認できたか。
 佐川氏 そういうことはない。
 丸川氏 書き換え前の文書の中に出てくる特例的、特殊性という言葉は、政治の関与を意味しているのではないか。
 佐川氏 そうではない。
 氏(民進) 官邸の指示はないという話だが、協議や連絡、打ち合わせはどうか。
 佐川氏 そういうものはなかった。
 小川氏 首相答弁(の作成)は、担当部局も打ち合わせに加わるのではないか。
 佐川氏 本件、極めて実務的な案件だったので、基本的には私の答弁を少し簡略化したものを首相ら(の答弁)に入れた。
 小川氏 首相は「自分や妻が関係したとなれば首相を辞める」と答弁した。これが自身の答弁に影響したか。
 佐川氏 首相答弁の前と後で私自身が答弁を変えたという意識はない。
 氏(公明) 政治家などからの不当な働き掛けはないか。
 佐川氏 不当な働き掛けはなかった。
 氏(共産) あなたの昨年2~3月の答弁は、改ざん前の文書に基づく答弁か。
 佐川氏 刑事訴追の恐れがあるので答えを控えたい。
 小池氏 昨年4月に改ざんしたということは、財務省が認めている。だから同年2~3月はまだ改ざんされていない。
 佐川氏 書き換えられた決裁文書をいつ私が認識したかということに直結する問題だ。答弁を控えたい。
 小池氏 (首相夫人の)昭恵氏の名前が当時の決裁文書に何度も出てくる。どう受け止めたか。
 佐川氏 まさに書き換えが行われた決裁文書に関わる問題だ。答弁を控えたい。
 氏(維新) 昨年、改ざん作業の真っただ中に会計検査院の検査が始まった。その時、どういう文書を提出したか記憶はあるか。
 佐川氏 求めに応じて(文書を)出して、と(担当部署に)答えた覚えがある。
 氏(自由) 首相夫人は関与していないとなぜ断言できるのか。
 佐川氏 法令に基づいてきちんと契約していると確認しているので、そう申し上げている。
 森氏 森友問題について今井尚哉首相秘書官と話したことはないのか。
 佐川氏 話したことはない。
 氏(立憲) 理財局で改ざんしたなら、その中の1人として関わったということか。
 佐川氏 誰がどう関与したかは、私も含めて今、捜査の対象になっている。
 福山氏 改ざんの経緯について全く答えないのに、なぜ首相官邸の関与だけは明確に否定するのか。
 佐川氏 私が理財局長の間、官邸などから指示はなかったので、そう答えている。
 氏(無所属) 「書き換え」との説明だが、一部の議員は「改ざん」と受け止めている。
 佐川氏 私も今、書き換えと答弁しているが、改ざんではないかと言われれば、本当に重く受け止めなければいけない。
 【衆院】
 委員長 決裁文書の書き換えの経緯や理由、自身の関与は。
 佐川氏 私自身、刑事訴追の恐れがあり、答弁は控えたい。
 氏(自民) 首相、首相夫人、首相秘書官、官房長官らの指示を明快に否定したのは、間違いないか。
 佐川氏 間違いない。
 石田氏 首相夫人付職員だった谷査恵子氏と、理財局の関係者とのやりとりは1回だけなのか、何度もあったのか。
 佐川氏 1回限りという理解だ。
 石田氏 森友問題では、国有地が8億円も安く売却されたことについて、国民の疑念がある。
 佐川氏 不動産鑑定の価格から、国土交通省大阪航空局が(ごみの処理費用として)出した8.2億円を引いた金額が売り払い価格だった。
 石田氏 ごみの処理費用は適切だったか。
 佐川氏 大阪航空局がきちんと算定した。
 氏(公明) 今回の問題に関連し、近畿財務局の職員が自殺している。この方は本省と実務的なやりとりをしていたと言われている。
 佐川氏 もし仮に決裁文書の書き換えにつながるということであれば、本当に申し訳ない。
 氏(立憲) 昨年2月に官房長官へ説明した時、何らかの指示はなかったということか。
 佐川氏 指示はなかった。
 逢坂氏 きょうの答弁に当たり、事前に与党と擦り合わせはあったか。
 佐川氏 私が与党の方と話をしたことはない。
 逢坂氏 貸し付けや売買などのプロセスについては、おわびすることはないという理解か。
 佐川氏 私は貸し付けも売却も適正に行われたと今でも考えている。
 逢坂氏 前任の(理財局長だった)迫田英典氏から、いつどこで引き継ぎを受けたのか。
 佐川氏 本件について迫田氏から一切引き継ぎを受けていない。
 氏(希望) 直接指示がなかったとしても、忖度(そんたく)して間接的な影響で改ざんしたことは否定できない。
 佐川氏 忖度という話は、個々の内面の話なので、私が特定のことを言うことはできない。
 今井氏 首相夫人ということを意識したかどうか、取引に関わった(理財局)職員全員に聞き取りをしたか。
 佐川氏 していない。
 今井氏 首相の「私や妻が関係したら辞める」という答弁を聞いてびっくりしなかったか。
 佐川氏 首相はそういう政治的な思いで言っていると感じた。
 氏(無所属の会) この改ざん問題に一切どなたも関わっていないと断言するのは、あなたが関与していると自白しているのと同じだ。
 佐川氏 私は理財局長として、官邸なり大臣から指示があったとすれば、必ず私のところに報告が上がってくる。
 氏(共産) 昨年2月の衆院予算委で、面会記録は廃棄したとの答弁は虚偽答弁か。
 佐川氏 本当に丁寧さを欠いた。申し訳ない。
 宮本氏 虚偽答弁を認めるか。
 佐川氏 虚偽という認識はその時はなかった。
 氏(維新) 国民が知りたい真相について解明できたと思うか。
 佐川氏 実際にどういう経緯で、誰がやったのかということについては答えられていない。そこについては満足できていないと思う。
 丸山氏 解明できていないと自身が思っているのか。
 佐川氏 どういう経緯で、誰がどう具体的に指示したかという点については答えていない。それはまさに司法のところになる。(2018/03/27-18:52)

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沖縄の戦没者遺族「ありがたい」 両陛下の最後の祈り見届け感謝

 国立沖縄戦没者墓苑で天皇、皇后両陛下を出迎えた人々の中には、沖縄地上戦で肉親を亡くした戦没者の妻や子供の姿があった。悲しみを乗り越え、戦後七十数年を生き抜いてきた日々。両陛下として最後になるであろう祈りを見届け、感謝の言葉を口にした。

 両陛下が乗られた車列が墓苑に近づくと、南部戦線で防衛隊員だった夫を亡くした沖縄県宜野座村の宮平ナヘさん(98)は、座っていたいすからすっと立ち上がった。「ここまで来てくれてありがたい」という思いがこみ上げた。

 遺族ら一人一人に声をかけながら岸壁に立つ献花台に向かわれた両陛下。ご拝礼に合わせ、宮平さんも静かに頭を下げた。帰り際、皇后さまからは「大事にお過ごしください」とお気遣いがあった。

 出迎えの一人に選ばれて以来、会えるのを楽しみにしていた。慰霊を続けられる両陛下の姿をずっと見てきたが、この日のお二方からも「おわびの気持ちが伝わった」(宮平さん)。

 「覚えていますよ」。家族5人を失った同県遺族連合会前会長の照屋苗子さん(82)には、皇后さまの優しいお言葉があった。戦没者の妻として苦労を重ねた末に亡くなった母親の写真を持参した照屋さんは「ようやく言葉を聞かせられてほっとした」という。

 「以前は両陛下に複雑な気持ちを抱いていたが、沖縄に心を寄せてくださっているのを知った。今は感謝の気持ちでいっぱい」。照屋さんはこう話した。

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http://www.sankei.com/life/news/180327/lif1803270033-n1.html

佐川氏の証人喚問詳報

参院予算委員会の証人喚問で答弁する佐川宣寿前国税庁長官=27日午前、国会内

 佐川宣寿前国税庁長官を証人喚問した27日の衆参両院予算委員会の質疑詳報は次の通り。
 【参院】
 委員長 決裁文書の書き換えを知っていたか。誰が、どのような動機で、いつ指示したのか。
 佐川氏 私は現在、捜査を受けている身だ。刑事訴追を受ける恐れがあるので、答弁を差し控えたい。
 金子氏 責任をどう感じているか。
 佐川氏 国会で大きな混乱を招き、行政の信頼を揺るがす事態となったことは、誠に申し訳ない。当時の担当局長として責任は私にある。深くおわびしたい。
 金子氏 書き換えに関し、財務省幹部や政治家らの関与はなかったのか。
 佐川氏 本件は理財局の個別案件だ。理財局の中で対応する。例えば、財務省の官房部局に報告、相談するとか、首相官邸に報告するとか、そういうことはない。官邸などからの指示もない。
 金子氏 財務省では従来、決裁文書の書き換えなどが行われていたのではないか。
 佐川氏 それ(公表された14件)以外の決裁文書の取り扱いについて、私は承知していない。
 氏(自民) 理財局の内部で書き換えが行われたと認めるか。
 佐川氏 理財局の中で行われたと考えている。
 丸川氏 首相の指示はなかったか。
 佐川氏 ない。
 丸川氏 首相夫人の指示もなかったか。
 佐川氏 ない。
 丸川氏 官房長官、官房副長官、首相秘書官の指示はあったか。
 佐川氏 ない。
 丸川氏 官邸の指示はなかったということで間違いないか。
 佐川氏 間違いない。
 丸川氏 財務相の指示はあったか。
 佐川氏 ない。
 丸川氏 財務省の事務次官、官房長などの指示はあったか。
 佐川氏 ない。
 丸川氏 自身の答弁を振り返り、誤解を与えるものだったと思うか。
 佐川氏 私自身の答弁は今でも正しかったと考えているが、今思えば、国会対応に丁寧さを欠いていたのは間違いない。大変申し訳ない。
 丸川氏 答弁を変更することもできたはずだ。
 佐川氏 当時の局内は私も含め、毎日質問をもらう中、余裕がなかったのが実態で、申し訳ない。
 丸川氏 首相や首相夫人が関わっていたかは国民の関心事だ。
 佐川氏 首相や首相夫人の影響があったと私は全く考えていない。
 丸川氏 (国有地取引で)何らかの圧力を受け、判断を変更したという経緯は確認できたか。
 佐川氏 そういうことはない。
 丸川氏 書き換え前の文書の中に出てくる特例的、特殊性という言葉は、政治の関与を意味しているのではないか。
 佐川氏 そうではない。
 氏(民進) 官邸の指示はないという話だが、協議や連絡、打ち合わせはどうか。
 佐川氏 そういうものはなかった。
 小川氏 首相答弁(の作成)は、担当部局も打ち合わせに加わるのではないか。
 佐川氏 本件、極めて実務的な案件だったので、基本的には私の答弁を少し簡略化したものを首相ら(の答弁)に入れた。
 小川氏 首相は「自分や妻が関係したとなれば首相を辞める」と答弁した。これが自身の答弁に影響したか。
 佐川氏 首相答弁の前と後で私自身が答弁を変えたという意識はない。
 氏(公明) 政治家などからの不当な働き掛けはないか。
 佐川氏 不当な働き掛けはなかった。
 氏(共産) あなたの昨年2~3月の答弁は、改ざん前の文書に基づく答弁か。
 佐川氏 刑事訴追の恐れがあるので答えを控えたい。
 小池氏 昨年4月に改ざんしたということは、財務省が認めている。だから同年2~3月はまだ改ざんされていない。
 佐川氏 書き換えられた決裁文書をいつ私が認識したかということに直結する問題だ。答弁を控えたい。
 小池氏 (首相夫人の)昭恵氏の名前が当時の決裁文書に何度も出てくる。どう受け止めたか。
 佐川氏 まさに書き換えが行われた決裁文書に関わる問題だ。答弁を控えたい。
 氏(維新) 昨年、改ざん作業の真っただ中に会計検査院の検査が始まった。その時、どういう文書を提出したか記憶はあるか。
 佐川氏 求めに応じて(文書を)出して、と(担当部署に)答えた覚えがある。
 氏(自由) 首相夫人は関与していないとなぜ断言できるのか。
 佐川氏 法令に基づいてきちんと契約していると確認しているので、そう申し上げている。
 森氏 森友問題について今井尚哉首相秘書官と話したことはないのか。
 佐川氏 話したことはない。
 氏(立憲) 理財局で改ざんしたなら、その中の1人として関わったということか。
 佐川氏 誰がどう関与したかは、私も含めて今、捜査の対象になっている。
 福山氏 改ざんの経緯について全く答えないのに、なぜ首相官邸の関与だけは明確に否定するのか。
 佐川氏 私が理財局長の間、官邸などから指示はなかったので、そう答えている。
 氏(無所属) 「書き換え」との説明だが、一部の議員は「改ざん」と受け止めている。
 佐川氏 私も今、書き換えと答弁しているが、改ざんではないかと言われれば、本当に重く受け止めなければいけない。
 【衆院】
 委員長 決裁文書の書き換えの経緯や理由、自身の関与は。
 佐川氏 私自身、刑事訴追の恐れがあり、答弁は控えたい。
 氏(自民) 首相、首相夫人、首相秘書官、官房長官らの指示を明快に否定したのは、間違いないか。
 佐川氏 間違いない。
 石田氏 首相夫人付職員だった谷査恵子氏と、理財局の関係者とのやりとりは1回だけなのか、何度もあったのか。
 佐川氏 1回限りという理解だ。
 石田氏 森友問題では、国有地が8億円も安く売却されたことについて、国民の疑念がある。
 佐川氏 不動産鑑定の価格から、国土交通省大阪航空局が(ごみの処理費用として)出した8.2億円を引いた金額が売り払い価格だった。
 石田氏 ごみの処理費用は適切だったか。
 佐川氏 大阪航空局がきちんと算定した。
 氏(公明) 今回の問題に関連し、近畿財務局の職員が自殺している。この方は本省と実務的なやりとりをしていたと言われている。
 佐川氏 もし仮に決裁文書の書き換えにつながるということであれば、本当に申し訳ない。
 氏(立憲) 昨年2月に官房長官へ説明した時、何らかの指示はなかったということか。
 佐川氏 指示はなかった。
 逢坂氏 きょうの答弁に当たり、事前に与党と擦り合わせはあったか。
 佐川氏 私が与党の方と話をしたことはない。
 逢坂氏 貸し付けや売買などのプロセスについては、おわびすることはないという理解か。
 佐川氏 私は貸し付けも売却も適正に行われたと今でも考えている。
 逢坂氏 前任の(理財局長だった)迫田英典氏から、いつどこで引き継ぎを受けたのか。
 佐川氏 本件について迫田氏から一切引き継ぎを受けていない。
 氏(希望) 直接指示がなかったとしても、忖度(そんたく)して間接的な影響で改ざんしたことは否定できない。
 佐川氏 忖度という話は、個々の内面の話なので、私が特定のことを言うことはできない。
 今井氏 首相夫人ということを意識したかどうか、取引に関わった(理財局)職員全員に聞き取りをしたか。
 佐川氏 していない。
 今井氏 首相の「私や妻が関係したら辞める」という答弁を聞いてびっくりしなかったか。
 佐川氏 首相はそういう政治的な思いで言っていると感じた。
 氏(無所属の会) この改ざん問題に一切どなたも関わっていないと断言するのは、あなたが関与していると自白しているのと同じだ。
 佐川氏 私は理財局長として、官邸なり大臣から指示があったとすれば、必ず私のところに報告が上がってくる。
 氏(共産) 昨年2月の衆院予算委で、面会記録は廃棄したとの答弁は虚偽答弁か。
 佐川氏 本当に丁寧さを欠いた。申し訳ない。
 宮本氏 虚偽答弁を認めるか。
 佐川氏 虚偽という認識はその時はなかった。
 氏(維新) 国民が知りたい真相について解明できたと思うか。
 佐川氏 実際にどういう経緯で、誰がやったのかということについては答えられていない。そこについては満足できていないと思う。
 丸山氏 解明できていないと自身が思っているのか。
 佐川氏 どういう経緯で、誰がどう具体的に指示したかという点については答えていない。それはまさに司法のところになる。(2018/03/27-18:52)

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両陛下、戦没者墓苑で供花=平和祈念堂も訪問-沖縄

国立沖縄戦没者墓苑で供花される天皇、皇后両陛下=27日午後、沖縄県糸満市

 天皇、皇后両陛下は27日、東京・羽田発の特別機で沖縄県入りされた。到着後、糸満市の沖縄平和祈念堂を訪問。国立沖縄戦没者墓苑も訪れ、供花した。

【皇室特集】国民とともに~最新ニュース、写真・動画も~

 両陛下の沖縄訪問は通算11回目で、来年の退位を控え、在位中は最後の見通し。両陛下の意向で、沖縄入り後は戦没者慰霊のため最初に南部戦跡を訪れるのが恒例となっている。
 同墓苑には18万余柱の遺骨が納められている。両陛下は納骨堂前で白菊を供花し、深々と一礼した。墓苑前では、待ち受けた沖縄戦の遺族らに「お大事にね」「元気でね」などと一人一人声を掛けた。

国立沖縄戦没者墓苑で供花を終え、県平和祈念財団の関係者らに声を掛けられる天皇、皇后両陛下=27日午後、沖縄県糸満市

 激戦地だった伊江島で父を亡くし、母も捕虜となって亡くなった県平和祈念財団理事の新垣幸子さん(73)=浦添市=は天皇陛下から「たくさんの戦没者を守ってくれて大変ですね。ご苦労さま」と感謝されたという。「何度も沖縄に来られ、平和の尊さを発信してくださりありがたい。平和を願うお気持ちを引き継いでいただきたい」と話した。
 宿泊先の那覇市のホテルでは、「豆記者」として派遣された沖縄の小中学生や経験者らと面会。陛下は「この交流がいつまでも続くといいですね」と話していたという。(2018/03/27-18:05)

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